「所変われば品変わる」のでは?

さて、ここで1つお話しておかなければならないことは、日本とニューヨークではベビーカーの使用についての考え方がかなり違うということです。日本では、子供がある程度歩けるようになったら、そうそういつまでもベビーカーに乗せないで、なるべく歩かせようとします。これは、日本の風土、生活習慣上、狭いところを押して歩くこと自体不便だからかもしれません。ところが、マンハッタンの親やシッター達は、A地点からB地点まで行くのに子供をストローラーに乗せて歩いた方が早いからとか、自分がジョギングしたいからという理由で、子供がかなり大きくなってもストローラーに乗せています。大きくて頑丈で、安定感のあるマクラーレンのようなストローラーだから可能なのでしょうが、どう見ても4、5歳には見える元気な子供がストローラーに乗っているのは、日本人の目には異常に映ります。そして彼らは、その大きなストローラーをたたむことなく、そのままド~ンと玄関に置いておける環境で暮らしています。日本の狭い道路や住環境に、はたしてマクラーレンのような輸入ブランドのベビーカーは適しているのでしょうか?

輸入品の適合性に+1 !


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欧米製品のとてつもない重量
12年前に東京から家族でニューヨークに越してきた時、前回の失敗を踏まえて、日本から新品を持って来たものが1つあります。日本製の掃除機です。以前、やはりニューヨークに夫と2人で2年ほど暮らした時には、身の回りのものだけを持って来たので、こちらに落ち着いてからアメリカ製の掃除機を買いました。ダウンタウンの大きな家電ショップに置かれていた掃除機は、どれもこれも大ききくて、何といっても恐ろしく重いのが難点
大きくて、重い
東京からニューヨークに転居した当時、長男が4歳半、長女は1歳半でした。東京では、長男の誕生、成長に合わせて買ったアップリカのA型とB型の2台のベビーカーを使用していましたが、引越しの際にA型の方は処分して、B型のみを持ってきました。引っ越してすぐ長女も週3回半日のプリスクールに通い始めましたが、このアップリカのB型は、よくアメリカ人のママ達から、たたんだ時のコンパクトな形状と軽さ、片手で楽に開閉が
「所変われば品変わる」のでは?
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コンパクトで軽量、高性能な日本製品
実際に押してみた経験から言っても、確かにマクラーレンのベビーカーはスムーズな押し易さの点では非常に優れています。でも、どうしても私には、ダイソンの掃除機と印象がダブってしまうのです。日本中が、『高品質、高性能』と言って踊らされているので、ついついそのブランド名に目を晦まされてしまい、日本という場所で使用する場合の実用性を無視しているのではと。長年アメリカで暮らしていると、掃除機に限らず、様々な商品