「所変われば品変わる」のでは?
さて、ここで1つお話しておかなければならないことは、日本とニューヨークではベビーカーの使用についての考え方がかなり違うということです。日本では、子供がある程度歩けるようになったら、そうそういつまでもベビーカーに乗せないで、なるべく歩かせようとします。これは、日本の風土、生活習慣上、狭いところを押して歩くこと自体不便だからかもしれません。ところが、マンハッタンの親やシッター達は、A地点からB地点まで行くのに子供をストローラーに乗せて歩いた方が早いからとか、自分がジョギングしたいからという理由で、子供がかなり大きくなってもストローラーに乗せています。大きくて頑丈で、安定感のあるマクラーレンのようなストローラーだから可能なのでしょうが、どう見ても4、5歳には見える元気な子供がストローラーに乗っているのは、日本人の目には異常に映ります。そして彼らは、その大きなストローラーをたたむことなく、そのままド~ンと玄関に置いておける環境で暮らしています。日本の狭い道路や住環境に、はたしてマクラーレンのような輸入ブランドのベビーカーは適しているのでしょうか?
輸入品の適合性に+1 !
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- 欧米製品のとてつもない重量
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- コンパクトで軽量、高性能な日本製品
- 実際に押してみた経験から言っても、確かにマクラーレンのベビーカーはスムーズな押し易さの点では非常に優れています。でも、どうしても私には、ダイソンの掃除機と印象がダブってしまうのです。日本中が、『高品質、高性能』と言って踊らされているので、ついついそのブランド名に目を晦まされてしまい、日本という場所で使用する場合の実用性を無視しているのではと。長年アメリカで暮らしていると、掃除機に限らず、様々な商品